2016年度東北大学学位プログラム推進機構リーディングプログラム学生修了式

 平成28年度の2016年度東北大学学位プログラム推進機構リーディングプログラム学生修了式を実施しました。グローバル安全学トップリーダー養成プログラム最初の修了生9名が認定されました。

 日時  平成29年3月27日(月) 13時30分~14時
 場所  工学研究科中央棟4階中会議室

【次第】
部門長挨拶 花輪 公雄   (学位プログラム推進機構記事へ
(東北大学学位プログラム推進機構 リーディングプログラム部門 部門長 東北大学理事)
グローバル安全学教育研究センター長挨拶 湯上 浩雄
(プログラムコーディネーター 工学研究科 教授)
マルチディメンジョン物質理工学教育研究センター長挨拶 長坂 徹也
(プログラムコーディネーター 工学研究科 教授
修了生代表挨拶 松川嘉也 
記念品贈呈 齊藤 雅典
閉会
記念撮影

【修了生代表挨拶】
本日は私たち修了生のためにこのような盛大な式典を催して頂き、誠にありがとうございます。また、ご多用の折、プログラム担当の先生、専任教員の先生・御来賓の皆様のご臨席を賜りましたこと、修了生一同深く御礼申し上げます。また、修了生を代表してあいさつを述べるという身に余る名誉を頂きましたこと、心より感謝申しあげます。
 修了にあたり、グローバル安全学トップリーダー育成プログラムで過ごした4年間を振り返ってみますと、日本のために働くということ、東日本大震災、そして自分自身と、いろいろなことに向き合うことができた歳月であったと感じます。
 6年前の3月11日、私は仙台市の東側で仙台港や多賀城市に近い実家で被災しました。最寄り駅近辺は津波の被災地でしたが、家族は無事でした。また、父方の実家が石巻であり、渡波に住む叔母や女川に住む親戚もおりましたが、偶然にも私の親戚からは一人の犠牲者も出ませんでした。一方で、被災直後の私は、津波被災地を目の当たりにするのが恐ろしく、震災に向き合えていなかったように感じます。そんな私も、リーディング大学院で災害について様々な分野の考え方に触れることで、震災に向き合うことができるようになりました。また、何のために働くのかを考える機会も多くありました。学生の皆さんは、私たちリーディング大学院生一人の教育にかかる費用を考えてみたことがありますでしょうか?私たちリーディング院生には普通の博士学生の2倍以上の税金がかかっています。私たちは、採用時面接やQEあるいは学術振興会特別研究員の申請書など、競争を通じて獲得した当然の権利のように感じてしまうことがありますが、これは、紛れもなく私たちへの日本国民の期待・投資です。ここにいる修了生と同期同士で懇親会をした際などは、日本への貢献ということを強く意識していることを皆が口にしており、外国と日本あるいは産・学・官といったように活躍のフィールドは違っても日本の将来をより良くするために働くのだという意思を修了生一同が持っていることを確信しております。
 私たちは本日をもって、それぞれの新たなフィールドへ飛び立つわけですが、私たちにはまだ2つやるべきことが残されています。ひとつは、それぞれの仕事に向き合い、リーディング大学院で身に着けてきたことを、実践することです。私たちは、リーディング大学院のおかげでより自主的かつ実践的な教育を受けられました。しかし、やはりそれは、教員の先生方が多くの責任を負ってくれた範囲での、”守られた実践”だったと感じます。これからは、社会人として自分の行動に対する責任は、学生時代のそれとは比べ物にならないはずです。私たちは、責任を感じながら、それぞれの問題に、それぞれのメンバーに、真摯に向き合い考えながら社会貢献していきたく努力いたします。もう一つは、グローバル安全学トップリーダー育成プログラムの卒業生として道を作ることです。私たちは本プログラムの初の修了生です。つまり、私たちが社会に出て、数年のうちにどのような活躍ができるかで、後輩たちがどのように見られるかが決まると存じます。
 最後になりますが、グローバル安全学トップリーダー育成プログラムの立ち上げ・維持にご尽力くださり、私たちに貴重な学びの機会を与えてくださったプログラム担当の先生方、至らない私たちをご指導くださいました専任教員の先生方、学生生活をご支援くださいました職員の方々、ともに過ごし、議論を通じて切磋琢磨してきた学生諸子に心からの御礼を申し上げるとともに、グローバル安全学ならびにリーディングプログラムの発展をお祈り申し上げ、修了生代表のあいさつとさせて頂きます。

平成29年3月27日
修了生代表 松川嘉也

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